伊丹の高校受験情報
- 2023.02.282023【伊丹近隣】公立高校 入試倍率仮確定!
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こんにちは!塾長の岩田です。
さて、中3の大勢の子たちにとって大一番(=公立一般)が迫ってきました!
もちろんのことではありますが、そこに向けて頑張っていきましょう。
3月10日(金)の公立の一般入試での倍率(第一希望)が「仮」確定しました。
伊丹や近隣高校の倍率は以下の通りです。※( )内は昨年の倍率です。あと、志願変更期間がありますので、多少数字は動く可能性があります。
今回、近隣で“大きく”倍率が跳ね上がったところは、ないと言えます。尼崎稲園は「1.42」と非常に高いのですが、過去を見ると去年は「1.60」その前は「1.34」なので、これも想定の範囲内といえます。ずっと、高倍率が続いていた尼崎双星も少し倍率的に落ち着いたので(普通科で一昨年からの順で1.36→1.29→1.11)、伊丹西や武庫荘総合に適度に散らばり、それに伴って伊丹西~武庫荘総合~双星あたりに突出した倍率が出ず、適正に落ち着いた感はあります。
市立伊丹(1.23)・市立尼崎(1.36)はやはり人気なので、これぐらいになることは予想されていましたが、いざ見るとなかなかキツいものがありますね。でも言っても仕方ない!覚悟を決めてやる、より他ないです。
それらをよそに、伊丹北(0.84倍)・川西明峰(0.62倍)・宝塚東(0.72倍)は第1希望としては定員割れとなりました。(ただ第2志願の関係上、全員受かるというわけではありません)伊丹北は決して人気がダウンしている実感はそこまでないのですが、倍率は毎年こんな感じです。前から言われていることではありますが、地理的条件も相まって、倍率の2極化はある程度は避けられませんね。
一応確認しておきますと、第1希望が定員割れしているからと言って、「全入」と言うわけでは決してありません。ここは油断したらダメです。例えば、尼崎稲園などが不合格で第2希望の伊丹北に回ってくる子たちも一定数いるはずです。例えば川西明峰などは倍率も相当低く、一見ラクに思えるかも知れませんが、第2希望が「327」(去年は352)もいます。同様に伊丹北も「146」。それなりに第2志望の数がいます。
中3は3月4日(土)に「入試予行演習」をします。全く同じ科目順・時間・昼休みなどを設定し、当日と同じようにやってもらい、そのあとフォローをしていく、という最後の仕上げをして戦いに望んでもらう予定です。「ラクな勝負は一切ない!」と、強い気持ちで臨みましょう。保護者の皆さまもどうぞ、健康管理や励ましなどお願いします!
伊丹の高校受験情報
- 2022.11.01どうなる、2022今年の公立入試 ~定員発表!まさかの結果?に~
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おはようございます!岩田です。
さて、10月24日(月)に今年の公立高校の定員も発表されました。
結論から言いましょう。神戸新聞のwebニュースを見ると、「24年ぶりに学級数の増減なし」とのことでした。
ん?待てよ…?んなわけないやろ…。と思い、よく見たら案の定です。
増減なしと言っても、それは「兵庫トータルで」という意味で、2学区では以下のような変動がありました。
・尼崎西(+40名)
・宝塚西(ー40名)
県下でも上の2校のみが全日制高校での変更でした。例年まれに見るぐらい動きがない年でとなりました。尼崎西は直近(去年)の倍率が0.85だったものの、その前年は1.30、その前は1.08と安定して志願者を集めていましたし、まじめな子も多く入っている印象です。中3人口の増も見込まれるのであれば、その流れで増員となるのは自然な流れのように思えます。
宝塚西に関しては、宝塚は去年、中3人口が何と「+516名」だったので、宝塚西を臨時で増やした(去年+40)分を今年元に戻した、というところでしょうか。
今回気になる点として、中3人口の増加です。
文科省の「学校基本調査」によると、令和3年度→令和4年度の中3人口は以下のように推移しています。
・伊丹市:1652人→1795人(+143)※去年は+19
・尼崎市:3182人→3316人(+134)※去年は+106
・川西市:1300人→1250人(ー50)※去年は+53
・宝塚市:2145人→2042人(ー103)※去年は+516
(文部科学省「学校基本調査」より抜粋)
特に伊丹・尼崎では結構な数が増えています。もちろんその中で私立中学に通う子や、私立専願などで公立高校を受験しない生徒も多くでますので、純粋にこの数が“はみ出す“とまでは言えません。ただ、去年は伊丹+尼崎で中3人口が合計「125名」増えて、伊丹+尼崎の高校で合計+80の定員増がありました。今年は伊丹+尼崎で中3人口が合計「277名」増えて+40に留まりました。以下のようになります。
〔令和3年度〕 2市で125名増 → 2市の高校で定員80名増
〔令和4年度〕 2市で277名増 → 2市の高校で定員40名増これがどうでるか…。
怖い所はありますが、もう決まったことなのでハラをくくってやるしかないですね!
伊丹の高校受験情報
- 2022.09.13雲雀丘学園の説明会に行ってきました!
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こんにちは!岩田です。
本日は、吉田先生と一緒に3年振り(?)ぐらいに雲雀丘学園に説明会にきました。
まず入って目を引いたのが、「道しるべ」という新しい建物です。(前回はなかった!)
出来たばかりのきれいな建物で、図書館や和室などを備えたものです。
その6階の記念ホールでの説明会でした。
想像以上にアットホームな雰囲気もあり、終始好印象でした。
説明会終了後には授業見学もさせていただき、去年進学した2人の様子もちらっと、うかがってきました(^_^)
少しメモしたこと(でオープンにしても良さそうなこと)など、記します。
・4つの柱に加え「ランゲージアーツ」「データサイエンス」に注目
・先生の授業アンケート項目では「熱意がある」目標は90% 全体目標85%として常にフィードバックし授業力向上に努めている
・探究型授業は全学年で取り込んでいく(知識の習得だけでなく)
・大学・企業(グリコ等)との連携(マーケティングを学ぶ等)
・大学合格のために探究をすると本末転倒になる。子どもたちに何が必要かを考えないといけない。
・「この10年間で伸びた学校」(サンデー毎日)の7番目に取り上げられており、阪大推薦合格8名は日本一。
・あくまで大学進学のための教育ではない、という点は重要視されている印象。
・38%が国公立に、27が関関同立に進学
・卒業生の45%、高入生の65%が国公立大学に合格
・高校からの入学生の方が国公立大学への進学率が高い。
・高校受験での1.5次受験数は92人で県下最大?
・昨年度は高校入学生を急遽4クラスに広げた。推薦入試(専願)では36/36で全員合格だった。
やっぱりヒバリ、いい学校ですね!
ちなみに説明会後、ヨッシー先生とウナギを食べに行ったことはナイショです笑
伊丹の高校受験情報
- 2022.03.02今年も大一番がやってくる!~倍率仮確定。2022公立高校一般入試の行方~
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岩田です。
さあ、中3の大勢の子たちにとって大一番(=公立一般)が残っているので、そこに向けて頑張っていくこととなります。
3月11日(金)の公立の一般入試での倍率(第一希望)が「仮」確定しました。
伊丹や近隣高校の倍率は以下の通りです。※( )内は昨年の倍率です。あと、志願変更期間がありますので、多少数字は動く可能性があります。
【近隣高校の倍率】※兵庫県教委 令和4年2月28日現在
〔伊丹・川西〕
●県立伊丹…0.98(1.19) ●市立伊丹…1.53(1.13) ●伊丹北…0.62(1.05)
●市立伊丹(商)…1.40(0.45) ●伊丹西…0.97(1.14) ●川西明峰…0.64(0.79)〔尼崎〕
●尼崎稲園…1.60(1.34) ●尼崎北…1.19(1.03) ●市立尼崎…1.10(1.24)
●尼崎双星(普)…1.29(1.36) ●尼崎双星(商)…1.10(0.90) ●武庫荘総合…1.00(1.32)
●県立尼崎…1.03(0.93) ●尼崎西…0.88(1.30) ●尼崎工業(機)…0.98(1.13)〔宝塚〕
●宝塚東…0.87(0.70)今回、特筆すべきは、市立伊丹高校の高倍率です。普通科で定員160人のところ、245人の志願者がいます(倍率は1.53倍)。
商業科でも、定員20人のところ、28人の志願者がいます(倍率は1.40倍)。市高はやはり人気なので、こうなることはある程度予想されていましたが、ここまでの高倍率に膨れ上がってしまいました。
県立伊丹が今回、定員増になったのですが、あまり多くはそちらに流れませんでしたね。尼崎稲園も1.60倍あり、厳しい戦いを強いられることになります。
それらをよそに、その他の伊丹3校は、落ち着いた倍率となりました。これはここ10年以上の期間で見ても珍しい現象です。
伊丹北(0.62倍)や伊丹西(0.97倍)、県立伊丹(0.98倍)と軒並み、第1希望としては定員割れです。(ただ、全員受かると言うわけではありません。その点は後ほど…)
高校側の募集活動としては、市立伊丹の”一人勝ち”状態が生まれましたが、いざ受ける方としては、厳しい状況となってしまいました。
もう自分を奮い立たせ、やるべきことを自分に課し、意を決して戦い抜くしかありません。
尼崎にしても、尼崎稲園に大きく集まり(1.60倍)、学区内2~3番手校の尼崎北や市立尼崎などは、そこそこの倍率に収まりました。尼崎双星が一定集めていますが、今回は武庫荘総合や尼崎西などではそれほど志願者数は伸びませんでした。
伊丹にしても尼崎にしても、今年は2極化がやや目立つ出方となりました。(程度は伊丹の方が高いです)
一応確認しておきますと、第1希望が定員割れしているからと言って、「全入」と言うわけでは決してありません!!ここは本当に油断したらダメです。例えば、尼崎稲園が不合格で第2希望の県立伊丹に回ってくる子たちが相当数いるはずですので、そこも見込んでおくと、県立伊丹の実質の倍率は1.10~1.20程度だと思っておいた方が良いでしょう。
このように、第2希望として出願している人もいるので、第1がダメで第2に回ってくる子も出ます。例えば川西明峰などは倍率も低く、一見ラクに思えるかも知れませんが、第2希望が「352」(去年は432)もいます。同様に伊丹西も「248」、伊丹北も「102」です。
川西の北の方ならいざ知らず、このあたりの子らはどこを受けるにしても、ラクな受験はないので、もう覚悟を決めてやってもらうよりほかありません。(第2希望の問題を考えなくて良いのは、学区内1番手校のみです)
さて、塾では中3は3月5日(土)に「入試予行演習」をします。全く同じ科目順・時間・昼休みなどを設定し、当日と同じようにやってもらい、そのあとフォローをしていく、という最後の仕上げをして戦いに望んでもらう予定です。
「ラクな勝負は一切ない!」と、強い気持ちで臨みましょう。保護者の皆さまもどうぞ、健康管理や励ましなどお願いします!
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- 2022.02.182022大学受験大躍進!同志社大学/立命館大学/関西学院大学/関西大学/甲南大学 など
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こんにちは!岩田です。
さて、ここ数日私立大学の合格発表が立て続けにあったので、その報告を多く受けておりました。
もちろん、まだ分かっていない私大も多くあります。
今年、本当に高3生たちは頑張ってくれたと思います。
一昨日、部分的にあげましたが、現在の所、一般ではこのような結果が出ています。
【2022大学合格実績】※令和4年2月18日(金)現在
同志社大学 政策学部同志社大学 経済学部立命館大学 産業社会学部立命館大学 政策科学部関西学院大学 法学部関西大学 商学部甲南大学 経営学部大阪工業大学 知的財産学部 など高校コース再開の2年目。おかげさまで、大きな躍進になりました。ホームページにも速報的にあげています。社員や学生講師一同、そして受験生皆が必死になって、真剣になって取り組んだ結果だと思います。双方とも本当にしっかりやってくれていることは、受験前からわかっていたのですが、やはり結果として出ると嬉しいものです。
高3生に関しては、外部から講師を招聘し、我々社員が全員が年間通してコーチング講座を受講したり、どうにかこうにかして結果を出すべくやってきました。(↓はコーチング研修の様子)
さて!
そしてそして、、、高校受験としては、来週月曜推薦の発表があります。
気が気ではありませんね。。。
尼崎稲園は倍率2倍越えてますし、市立伊丹商業科もそうです。
尼崎稲園は検査Ⅰで大きな出題傾向の変更があったようです。
これまでの融合的な問題ではなく、検査Ⅰの中で国語・理科・社会が分かれて出題されており、国語では漢文も出題されていたようです。
「尼崎稲園で漢文??」少しビックリしましたが、稲園は問題の公表を2年前から「抜粋」にしたり、出題傾向を読ませないというか、いわゆる「対策されない」ように非常に警戒している感がありますね。
面接でもそうです。
今回も面接で「自己PRを1分間」など、4~5年前の稲園からはとうてい考えられないような(笑)、変更点です。
でもこれは、いいことだと思うんですよね、本来。
上っ面の対策で合格できてしまうのではなく、しっかりと対応できて山かけなどではなく、ちゃんと裾野を広くとって勉強してきた子が勝つ、ということですから。
僕らもそういう子らを育てていかねば、と思います。
「傾向が変わった」と言えば、伊丹北の推薦問題もそうだったようですね。
ここでは深く言及しませんが、やはり絶対普遍の問題はありません。
急な傾向の変化にも対応できるよう、考える力は身につけたいですね。
伊丹の高校受験情報
- 2021.12.06今年は県立伊丹高・市立伊丹高の希望が多い!
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塾長の岩田です。
さて、もう12月となりました。各教室、冬期講習の時間割組みなど、色々とバタバタやっております。
あと高校生はこれからが期末テストですね!昨日も多くの高校生達が自習に来てくれていました。
どうにか頑張ってほしい!
さてさて、塾では中3か完全にもう入試モードとしてやり始めてもらっています。
期末テストも終わりましたし、土曜コースでも私立高校の入試問題(過去問)をやっていますし、
今日、公立の過去問も配布しました。
あと、最新の希望高調査、でましたね。
↓これです
「令和4年度高等学校進学希望者数等動向調査(令和3.11.10現在)」の
http://www.hyogo-c.ed.jp/~gimu-bo/sinro/reiwa4nendo%20tyousakekka.pdf
近隣では以下の高校が低めに出ていますね。
最終的にこれから分散してきますので、今これを見て大騒ぎする必要は全くないと思っています。
・伊丹北高(定員280)→249
・伊丹西高(定員280)→262
・川西明峰(定員280)→150
11月頭での希望先としては伊丹市内の4校としては、県立伊丹・市立伊丹の数がなかなか多めです。
・県立伊丹(定員320)→362
・市立伊丹(普通科の定員160)→322
市立伊丹はなかなか「来ている」なあ、という印象。
分散先としては、今後の展開的に伊丹西や武庫荘総合や尼崎双星あたりかと思いますが、尼崎双星普通科も現時点で300人以上いるので、分散先としてはきれいに収まるのは難しいでしょう。
そうなると、伊丹西に流れ、もともとの伊丹西希望が川西明峰に流れるという例年の流れになりそうです。
これはあくまで途中経過なので、あまり振り回されないことが大切です。
学力を付けていくことが最短ルートです。引き続き、頑張っていきましょう。
伊丹の高校受験情報
- 2021.11.02【検証】県立伊丹高校、伊丹北高校の定員増は楽観視できるのか?(2022年度入試)
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塾長の岩田です。
さて!9月に今年の公立高校の定員も発表されました。今年は何といっても県立伊丹高校と伊丹北高校で「+40」があったことが大きな変更点でした。
そこだけを見ると、「やった!今年はラクになる!!」と思う人もいるかも知れないのですが、まず抑えておくべき事は、「中3人口自体が増えたから」という前提です。
2学区全体で、中3人口が43,100人(去年)→44,005人となり、905人増えています。
それに対応させる形で、県下で合計520名の定員増。2学区でも以下の高校で合計8クラス320名分の増員となりました。
中3人口(公立中)推移を近隣市町村ごとに見ていきます(去年→今年)。・伊丹市:1633人→1652人(+19)
・尼崎市:3076人→3182人(+106)
・川西市:1247人→1300人(+53)
・宝塚市:1629人→2145人(+516) ※兵庫県「学校基本調査」より岩田が集計相互的に流入・流出が多いこれらの4市合計で、中3人口は694人増えています。
表面的に見ると、「中3が694人増えたのに、定員は160しか増えていない」、ということになり、これだとなかなか大変なことになります。(今回、西宮は外しています)
ただ、694人増えたとは言え、その中で就職・専門学校・通信制・私立専願などで公立高校を受験しない生徒も多くでます。中3人口に対して、どれだけの公立高校のワクが設けられているかを確認しておきます。去年の入試(令和3年度入試)では、兵庫県下トータルで
中3人口(公立中)→43100人
全日制高校の定員 →21320人(中3人口の49.5%)
となります。49.5%なので、均してみると意外と低い事が分かります。(令和2年度は49.9%)今回、4市で増えた694人で換算すると、694人×49.5%≓344人
となり、近隣4市を抜き出して考えると、やはり結論、増えた分の十分な席は用意されているとは言えません。前提確認が長くなってしまったのですが、県立伊丹や伊丹北が増えたとは言っても、近隣だけの話で終わるということはありません。
県立伊丹であれば、川西や尼崎の伊丹寄りの子は多く受けますし、伊丹北であれば宝塚の生徒も多く受けます(川西も)。
特に今回、宝塚の中3人口増は500人以上!です。伊丹北希望がそれなりの数になり、それを見越して他高校に流れるかも知れません。
また尼崎は他市受験率(流出率)が非常に高い市なので、人口増になったとは言え、市内の高校での増員はありませんでした。非情ですね…。よって、市内の高校が高倍率化する事を見越して、伊丹に流れてくる層も例年より少し多めに見ておく必要もあります。
という感じで、県高や北高が定員増とは言え、楽観視はできないという数値を紹介しました。最終倍率は蓋を開けてみないと分からないのですが、「楽観視できる要素は、あまりない」「力を付けるしかない」と思って取り組んでいきましょう!
伊丹の高校受験情報
- 2021.03.012021(令和3年)年度 公立入試の倍率が仮確定しました!
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塾長の岩田です。
さて、3月12日(金)の公立の一般入試での倍率(第一希望)が「仮」確定しました。
伊丹や近隣高校の倍率は以下の通りです。
※( )内は昨年の倍率です。志願変更期間がありますので、多少数字は動く可能性があります。
●県立伊丹…1.20倍(1.05) ●伊丹北 …1.05倍(0.88)
●市立伊丹…1.13倍(1.14) ●伊丹西 …1.14倍(1.18)
●市立伊丹(商)…0.45倍(1.35) ●川西明峰…0.79倍(0.88)
●尼崎稲園…1.34倍(1.87) ●武庫荘総合…1.32倍(1.14)
●尼崎双星(普)…1.37倍(1.18) ●尼崎双星(商)…0.88倍(1.35)
●県立尼崎…0.93倍(1.05) ●尼崎北…1.03倍(1.05)
●市立尼崎…1.24倍(1.42) ●尼崎小田…0.90倍(0.98)
●尼崎西…1.32倍(1.09) ●宝塚東…0.70倍(0.75)今回、伊丹4校では満遍なく散らばった感があり、非常に珍しいケースとなりました。
伊丹北はH31度入試以外は、ずっと第1希望で定員割れしていたのですが今年、定員を満たしました。
近隣では今回、市立伊丹の定員減という衝撃が走ったのですが、伊丹北や伊丹西に散らばり、うまく均されたといえるでしょう。
2年前の伊丹北のように、近隣校の”定員減による悲劇”みたいなことが起こらなくて、まずは一安心です。(この年、県立伊丹の定員減により、ずっと”無風”だった伊丹北が1.53に跳ね上がってしまいました)
ただ、同じく定員減となった武庫荘総合は1.3倍を超え、なかなかの負荷がかかることとなりました。
あと、尼崎稲園は去年の倍率が異様でしたので、少し落ち着きました。とはいえ1.3越えてますので、厳しい状況に変わりはありません。
伊丹4校や尼崎の人気校では一定以上の倍率、川西やほか、丘陵地高校ではややスカスカ気味という”いつもの構図”に変わりはないかと言えます。
強いて言うと、今年の異変は商業科が思わぬ志願者”減”だったことが言えます。
上にあるように市立伊丹と尼崎双星の商業は、かなり低く出ており、驚きの結果となりました。
ただ、今年のこの結果を見て「商業科は人気がなくなった」と言うのはやや早計です。入試は常に「揺り戻し」や「様子見」、そして「人気ゆえの敬遠」が常にあり、それらが水面下で微妙な”綱引き”をしています。今年のこの動向を見て、来年どっと志願者がくる可能性もあります。
ただ、数年これが続くようなら、1つの新たな傾向として見ることもできるかも知れませんが、今年のこの結果だけでは結論づけることはできないかと思います。
あと川西明峰は第1希望の倍率だけで見ると、一見ラクに思えるかも知れませんが、第2希望が「361」(去年は432)もあります。
伊丹西や市立伊丹、川西北陵、川西緑台に第1希望として点数が足りなかった受験生がそこに流れてきますので、実質的に「定員割れ」ということは考えにくいです。
それに関して言うと、第1希望の数と倍率は上にあげた数値ではありますが、第2希望としての志願がありますので、そこからの流れを考えると上記の”見かけの倍率+α”を見込んでおかないと行けないことは言うまでもありません。
毎年結論として言えることは、ラクな受験はないので、もう覚悟を決めてやってもらうよりほかありません。
中3は3月6日(土)に「入試予行演習」をします。全く同じ科目順・時間・昼休みなどを設定し、当日と同じようにやってもらい、そのあとフォローをしていく、という最後の仕上げをして戦いに望んでもらう予定です。最後の追い込みです!
下の写真は2月27日(土)、土曜コースでの模擬演習の様子です。
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- 2021.01.26コロナは今年の入試をどう変えたか?~2021直前になってわかった今回の”最終結論”~
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塾長の岩田です。
コロナに振り回された昨年、そして今年ですが、新型コロナの流行によって、結局受験がどのように影響を受けたのか?ということを高校受験の上で振り返っておきたいと思います。
特に日程が日程だけに、基本的にこれがもう「最終結論」です。出題内容の削減や、面接の中止などざっとまとめておきます。
●私立高校
(1)「面接試験」への対応
①面接を今年中止にした学校:園田・大商・履正社・神戸星城・好文・大阪成蹊・大阪学院など
②面接を今年も実施する学校:雲雀(専願のみ)・仁川・百合学院・梅花(専願のみ)など
③もともと面接をしない学校:報徳・大阪・箕面自由・三田松聖・須磨・神戸龍谷・甲子園など(2)出題内容の削減
兵庫の学校は兵庫県の公立の前期試験に準じて削減。大阪も同様に大阪府の公立の発表に準じて同様の削減。※詳しくは後述。あまり大きな影響はない。
(3)コロナに感染したor感染者の濃厚接触者にあたる場合の措置
ほとんどの学校で、追試験(別日程)の用意がされている。HP等で示していない高校もあるが、聞けば案内されるものと思われる。〔私立高校のまとめ〕
園田・大商のように面接を中止とする高校も。一方で、通常通り行う高校もあり、対応は分かれた。ただ、もともと入試で面接をしない高校もある。またインフルエンザも含め、コロナ感染の場合の追試験日程は、ほぼ全ての学校で用意があるものと思われる。出題範囲に関しては、兵庫の高校を受ける場合は、「ほぼ影響なし」「例年通り」と判断して良い。
ただし、大阪の私立高校や、大阪の生徒が多く受ける雲雀丘などは、大阪に準じた内容削減をしているので、注意が必要。数学では三平方や円周角の部分が、英語であれば分詞の後置修飾が出ないなど、特殊なケースもあり、注意が必要。
●公立高校の推薦・特色選抜入試(2月入試)(1)出題内容の削減(以下の内容が削減)
・国語:3年で学習する書写に関する事項
・数学:「資料の活用(標本調査)」
・社会:「私たちと国際社会の諸課題」(公民分野)
・理科:「科学技術と人間」(1分野)、「自然と人間」(2分野)
・英語:兵庫県版中学生のための英単語集「はば単」に示された単語のうち、頻度0及び1の単語(収録している単語約1,700語のうち365語)(2)コロナに感染したor感染者の濃厚接触者にあたる場合の措置
基本的には別日程での救済措置なし。ただし、条件がそろえば濃厚接触者であっても別室受験が可能。
〔公立高校の推薦・特色選抜入試のまとめ〕
削減内容は一見、多くあるように思えるが、実質「例年通り」とみて全く問題ない。そもそも2月入試は5教科分けて行うものではないので、数学の「標本調査」が出ないと言ってもそれは通常通り。
国語の「書写」に至っては実質的に影響は皆無。英語は単語数が確かに減るが、1ヶ月後に一般試験を受ける可能性があることを考えると、ほぼスルーするのが正解か。それらを”よける”ことを意識して勉強する方が逆に手間。2月入試は受験生徒数はそれほど多くないし、仕組み上再度、一般入試で受けられる場合が多いので、別日程での救済措置はとられなかった。
●公立高校の一般入試(3月入試)(1)出題内容の削減なし
(2)コロナに感染したor感染者の濃厚接触者にあたる場合の措置
・3月26日(金)に追試験あり(3教科) ※合格者の決定は「弾力的に扱う」とのこと〔公立高校の一般入試のまとめ〕
大阪と異なり、兵庫は出題内容の削減がなかったことは、救い。既存の教材を普通に使えるので、勉強しやすい。社会的要請もあり、追試験が行われることに(1月21日に発表)。一般入試から2週間後の実施で、定員を満たした後に合格者を出すと、定員+数名の合格者がでてしまうが、今年は「弾力的に扱う」とのこと。追試は3教科で実施。以上です。春先から本当に色々と議論され、最終的にこういう着地点にたどり着きました。今年は各方面で調整される関係者の方々も大変だったとも思います。本当におつとめご苦労様です!という思いです。批判をする人もいるかも知れませんが、兵庫は比較的わかりやすい形で決着が付いた方かと思います。
さあ、これで一旦の「先行き」は判明しました。
あとは体調管理に気をつけ、努力を重ねていくしかないですね!
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- 2020.12.15【保存版】川西4高校の大学進学実績を「5年分」まとめてみました
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塾長の岩田です。
さて今回、川西の4高校の大学進学実績をまとめました。
どうぞ、ご参考に。
なお、データの一部は『週刊朝日』からとっており、100%正確ではないかもしれないことはご承知おきください…m(_ _)m。
また直近は右端の「2020」となります。
川西市はやはり緑台1強という感はありますが、川西北陵でも一定の実績が出ていることは見て取れます。
川西で特に、北の方では地理的に縛られることも多いのですが、地元の子たちが安心して勉強できる環境が保たれることは、私も川西市民として切に願うところです。