●「ムコジョ」じゃなくなる?
~武庫川女子大学 共学化の衝撃~
塾長の岩田です。さてさて、毎日ほんと暑い日が続きますね。
さて最近、「武庫川女子大学が2027年度から共学化へ」というニュースが話題となりました。また、園田学園中・高(尼崎市)も2026年度から共学化を発表しており、関西でも大きな転換期を迎えつつあります。実はこれは、全国的に見ても“女子校の共学化”が進んでいる流れの一環です。最大の理由としては、
結局これに尽きるでしょうね…。
武庫川女子大学の場合、2020年と比較して「一般受験数は半減」と大学側は説明しています。入試形式を問わず、全体の志願者数も3年連続で減少しているとのこと。とは言え、我々の感覚としては武庫川女子大学はやはり人気の女子大で、合格するには一定以上の難しさはある(そんな簡単には受からない!)、というのが現状です。
少子化の影響は大いに受けているとは言え、学校経営はうまくいっている印象は強い学校です。マズいことになる前に”先手の先手”を大胆に打ってきた!というところでしょうか。あとは西宮どうしで、関学に離されまいとする対抗意識もどこかにあるでしょうね。
ジェンダーとか多様性とか、確かにそういう(後付け的な笑)理論的な背景はあるのかとは思いますが、やはり経営基盤を重視することは当然だと言えます。
現に、灘や西大和など超人気の男子校などは、共学化の話などは出てくる雰囲気はないように思えます。こういった共学化への変化は表向きは”思想の潮流”みたいなことが言われますが、やはり志願者数、そして学費収入というシビアな部分で動いていることは避けられない事です。
いずれにせよ、大学も生き残るため必死です。以前に比べて大学が「学生にどのような価値を提供するのか」「ウチの大学に来るのどんなメリットがあるのか」をわかりやすく示してくれるようになりました。
大学のパンフレットを次々見ていると面白いです。受験が迫っている人も、そうでない人も興味ある大学の案内物(HPでも○)をぜひ見てください!高校案内とは少し違って面白いですよ。今回の事も選択肢が広がるひとつの流れと見ることもできますね。